グローバル富裕層を取り込む新たな不動産開発・インバウンドビジネスのモデル

昨今、海外のゲートウェイ都市で見られる、ラグジュアリーホテルおよびレジデンス開発。世界的なラグジュアリーホテルやブランドを冠に、グローバル富裕層を惹きつけるホテル・ブランデッドレジデンスは目覚ましい経済的成功を収め、デベロッパーのみならず、グローバルな不動産ファンドやPEファンドからの活発な投資事例が、海外の主要な都市やリゾート地で多く見られています。

しかしながら、豊富なインバウンド資源を持つ日本ではまだ事例が乏しく、世界的な富裕層を惹きつけるインバウンド市場へ成長するための“キーストーン”と見られるとともに、グローバルなデベロッパーや投資ファンドなどにとっては新たな有望な投資機会とも目されています。

その実例と課題について、海外での豊富な実績を誇る世界的なラグジュアーホテル運営会社のRosewood Hotel Groupを招いての海外での実例と動向の紹介、 また開発や運営にかかる法務面の特徴についてベーカー&マッケンジー法律事務所が解説、IR(統合型リゾート)会社のラスベガス・サンズ社(およびマリーナベイ・サンズ社)よりグローバル富裕層を惹きつけラグジュアリーホテル・レジデンスの魅力を高めるIRという要素についてご案内いたします。

また、当セミナーでは日本が世界に誇るホスピタリティ産業を、ラグジュアリーホテル・ブランデッドレジデンスを介して海外へ展開するという次代のグローバル投資・ビジネスのヒントも提供いたします。

日時: 2016年12月01日(木)13:30 pm – 16:30 pm (開場:13:00 pm)
会場: ベーカー&マッケンジー法律事務所
東京都港区六本木1-9-10 アークヒルズ仙石山森タワー28F
http://www.bakermckenzie.co.jp/aboutus/location.html

定員: 約50名 ※現在、定員に達しているため、キャンセル待ちにて受け付けさせて頂いております。
※ご登録済みの方で、もしご予定の変更などでご来場が難しくなった場合などは、ご一報いただけますと幸いです。(キャンセル待ちの方々へお席をご案内する必要がございますので、ご理解いただればと存じます。)

対象者: 不動産デベロッパー、建設会社、関係省庁、投資ファンド、金融機関、リゾート会社、ホテル運営会社、資産運用会社など
参加費: 無料
言語: 英語(逐次通訳)および日本語
お申込方法: セミナーにご参加いただけます人数には限りがございますので、ご参加またはセミナーについての詳細を希望される場合は以下まで『セミナー参加希望』との旨をメールいただければと存じます。

伊藤(夜風): yokaze@asteriskrealty.jp / アクルべコワ: kasiet@asteriskrealty.jp  / 伊藤(幸彦):  yuki@asteriskrealty.jp


プログラム(予定)

ご挨拶

ラグジュアリーホテル・ブランデッドレジデンス市場

13:30 pm – 14:00 pm

開会挨拶 および 

「世界のラグジュアリーホテル・ブランデッドレジデンス開発の最新動向」

伊藤 幸彦

アスタリスク

海外ラグジュアリーホテル会社の事例

14:00 pm – 14:45 pm

「Rosewood Hotel Groupのグローバル開発におけるホテル・ブランデッドレジデンス事例」

シーアイ・リャン

Rosewood Hotel Group

休憩

14:45 pm – 15:00 pm

休憩
関連法令

15:00 pm – 15:45 pm

「ホテル・ブランデッドレジデンスの開発において留意すべきポイントと法令及びストラクチャリング」

池田 成史

アレキサンダー・ジャンペル

川村 麻紀

ベーカー&マッケンジー法律事務所

ラグジュアリーホテルの魅力を高める新要素

15:45 pm – 16:30 pm

「IR(統合型リゾート)がもたらすホテルへの付加価値」

ジョージ・タナシェヴィッチ

ラスベガス・サンズ社

マリーナベイ・サンズ社


講演者プロフィール(プログラム順)

伊藤 幸彦

Asterisk Realty / マネージング・ディレクター

2006年にニューヨークにてホスピタリティ投資会社を起業、2008年(株)アスタリスクを日本に設立し、国内・海外の機関投資家や超富裕層のクロスボーダーなホテルや不動産、ファンドへの投資アドバイザリー業務を行なう。運用資産4 兆円を超える英国最大級の不動産運用会社などの海外投資ファンドのコンサルタントや、グローバルなホスピタリティ投資JVの事業パートナーを務める。 国内・海外のラグジュアリーレジデンス・プロジェクトにおいては、世界のウルトラ・ハイネットワース(HNW)富裕層へのマーケティングや、開発者へのコンサルタントも務めるなど、ホスピタリティ、ラグジュアリーレジデンス、機関投資家向け不動産投資といった各分野にてグローバルな専門性とネットワークを持つ。IPE、IREI、PEREといった海外の機関投資家向け専門メディアなどでの執筆多数。

 

シーアイ・リャン

Rosewood Hotel Group / 開発担当アソシエイトディレクター

世界的なウルトラ・ラグジュアリー・ホテルブランドであるRosewood Hotels & Resortsを展開する Rosewood Hotel Groupのアジア環太平洋地域の開発を担当。Rosewood Hotel Group以前は、Four Seasons Hotels and Resorts、Pan Pacific Hotel Groupにてホテル開発を担当。シンガポール国立大学にて建築学科を卒業。シンガポール政府観光局(STB)の特待生としてコーネル大学にてホスピタリティ経営修士号を取得(不動産専攻)。
池田 成史

弁護士

ベーカー&マッケンジー法律事務所 (外国法共同事業)/ パートナー

国内、海外を問わず、不動産の分野では流動化、ノンリコースローン、ファンド組成を長年にわたり手掛ける。最近では海外資本による商業施設やリゾートの買収、ホテル開発案件等に従事。また投資銀行への勤務経験を活かして、様々な分野の金融業務や証券業務に関して幅広く助言を行うことができる。東京事務所における不動産グループ責任者。2012年以降、Chambers Global 及びChambers Asia-Pacific Guideにおける不動産部門及びキャピタルマーケット証券化部門、IFLR誌におけるストラクチャードファイナンス部門及びキャピタルマーケット部門、The Legal 500 Asia Pacific誌における不動産部門及びストラクチャードファイナンス部門において、それぞれ優れた弁護士として選出されている。
アレキサンダー・ジャンペル

外国法事務弁護士 (米国カリフォルニア州及びハワイ州弁護士)

ベーカー&マッケンジー法律事務所 (外国法共同事業)/ パートナー

東京、ロサンジェルス、ホノルルで25年以上にわたり弁護士実務に従事し、不動産業務・不動産ファイナンス業務 (住宅、商業、小売、ホテル、リゾート関連プロジェクト)、 M&A・企業間取引の実務に携わる。ベーカー&マッケンジー、アジアパシフィック地域におけるReal Estate Steering Committeeのメンバー。東京事務所における不動産グループ責任者。Best LawyersのThe Best Lawyers in Japan 2012~2017年版において不動産法分野、2015~2017年版においてホスピタリティ・観光分野における優れた弁護士として認められる。Chambers and PartnersのChambers Asia-Pacific Guide 2011~2016年版において日本の国際不動産取引分野における優れた弁護士として選出される。 また、The Legal 500 Asia Pacificの不動産法分野2016年版において、国際法律事務所・ジョイントベンチャー部門で優れた外国法事務弁護士として選出される。
川村 麻紀

弁護士

ベーカー&マッケンジー法律事務所 (外国法共同事業)

国内、海外を問わず、不動産の売買、開発、リーシング、証券化、居住・商業施設・リゾート関連プロジェクトを含む不動産関連法務を中心に手掛ける。その他、排出権取引、海外企業の国内投資寺領、日系企業の海外投資事業等に関する法的アドバイスの提供、交渉、契約書作成等の業務にも従事。
ジョージ・タナシェヴィッチ

ラスベガス・サンズ社 / グローバル開発マネージング・ダイレクター

マリーナベイ・サンズ社 / 社長 兼 CEO

ジョージ・タナシェヴィッチ氏は、国際的な統合型リゾートの大手開発業者、ラス ベガス・サンズ社の子会社であるマリーナベイ・サンズ社の社長兼最高経営責任 者(CEO)であり、ラスベガス・サンズ社のグローバル開発担当マネージング・ディレ クターを務めています。経営者そして有能な弁護士として国際的な経験が豊富で、 マリーナベイ・サンズ社の経営全般とラスベガス・サンズ社の開発事業の責任者 です。 シンガポールで行われたマリーナベイの統合型リゾート開発の入札の際には、プロ ジェクトの中心となって同社の落札に尽力しました。その職務の一環として、ラス ベガス・サンズ社を代表し、金融、法務、建設、設計、運営、マーケティングの各 分野のプロフェッショナルで構成される大規模なチームを監督する立場に就くとと もに、最先端の会議展示施設、高級ホテル、世界レベルのカジノ、エンターテイメ ント、ショッピング、ダイニング、そして博物館を1つのランドマーク的建築物に 集めた施設の開発の責任者となりました。 ラスベガス・サンズ社のシンガポール事業に携わるまでは、中国のマカオ特別行政 区で開発担当ディレクターを務め、同社の「コタイ・ストリップ(Cotai Strip™)事 業に関連するさまざまなビジネスを管理していました。 マカオ勤務以前は、東南アジア最大の不動産複合企業でシンガポールを本拠とする キャピタランド(Capitaland Limited)において上級バイスプレジデント(エクイティーマ ーケット担当)を務めました。また、それ以前は、当時、米国第 2 位のショッピン グモール不動産投資ファンドであったジェネラル・グロース・プロパティーズ (General Growth Properties)で副社長をを務めた後、ジェネラル・グロース・プロパ ティーズの上級弁護士に任命され、法務部の責任者として全米 38 州での訴訟案件を 担当しました。 ミシガン大学で学士号、また学内法律論評誌のメンバーでもあったシカゴのロヨラ 大学で法学士の資格、シカゴ大学ブース経営大学院から経営学修士(MBA)を取得 しています。現在は、ブース経営大学院のグローバル諮問委員会の委員である他、 シンガポール国際商工会議所とシンガポールホテル協会の役員となっています。 2009 年にはグローバル・ゲーミング・ビジネス誌によって「注目すべき 25 人」の1 人として選ばれました。